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PMとPMOの業務領域と役割の違いについて

  • 村田 恵一
  • 2024年10月17日
  • 読了時間: 3分

PM(プロジェクトマネージャー)とPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)は、

それぞれの役割が明確に分かれているものの、

実際のプロジェクトにおいて混同されやすい部分があります。

PMは特定のプロジェクトに対する責任を負い、プロジェクトを計画し、実行し、

目標を達成するためにチームをリードします。

これには、スケジュール管理やリスク対応、チームメンバーとのコミュニケーション、

プロジェクトの進捗確認が含まれます。

一方で、PMOは組織全体のプロジェクト管理を支える役割を持ち、

標準化されたプロセスの提供や、複数のプロジェクトに対するサポート、

リソースの最適な配分、予算管理の監督を行います。


具体的には、PMはプロジェクトの「現場指揮官」として、

日常的な課題に直面しながら、チームを導く役割を果たします。

PMOは「参謀本部」のような位置づけで、

プロジェクトの成功に必要な仕組みやツール、ベストプラクティスを提供し、

プロジェクトの品質やリスクを管理するフレームワークを整備します。

PMがプロジェクトの実行に集中し、PMOがその実行を支える役割を持つことで、

プロジェクトがより効率的に進行することが期待されます。


しかし、両者の役割はしばしば混同されがちです。

たとえば、進捗管理の面でPMとPMOの役割が重なることがあります。

PMは具体的なタスクの進行を日々管理し、

問題があればチームとともに解決しますが、

PMOも全体的なプロジェクトの進捗を監視し、

プロジェクトポートフォリオの視点で全体の進捗が計画通り進んでいるかを確認します。

このように、両者が進捗を追跡する役割が似ているため、

どちらがどのレベルで介入すべきかが曖昧になることがあります。


次に、リスク管理の領域でも混同が見られます。

PMはプロジェクト内の具体的なリスクを特定し、その対策を実行する責任を負います。

一方、PMOは組織全体のリスク管理の仕組みを整備し、

PMに対して指針を提供する役割を担います。

ここでも、PMがリスク対応を進める中で、

PMOがどこまで関与すべきかが不明瞭になることがあります。


また、コミュニケーションの面でも混同されることがあります。

PMはチームやステークホルダーとの日常的な連携を担い、

プロジェクトの進捗や問題点を報告します。

一方、PMOもステークホルダー向けの報告書やドキュメントの作成を

担当することがありますが、どちらがどの情報を伝達すべきかが不明確な場合、

重複や混乱が生じる可能性があります。


こうした混同を避けるためには、PMとPMOの役割分担を明確にし、

双方の業務範囲を事前に調整しておくことが重要です。

PMが具体的な実行に集中し、PMOが支援的役割に徹することで、

プロジェクトがスムーズに進行し、成功へと導かれます。



弊社、36flipではPMを募集しております。

お問い合わせより、ご連絡ください。

 
 
 

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